ALSになって不便です。途轍もなく不便です。
ただ絶対に「不幸」では無い。
自分にそう言い聞かせています。
長い間病気のことを受け止めきれていませんでした。
ようやく前を向くことができました。
最近までは、落ちて落ちて落ちて落ち込んで。
先に進んでるつもりが下に落ちてるだけで。
何も見えなくなって、動けなくなって。
もう終わりにしてもいいか。
ここを終点にしようか。
そう考えたけど結局死に切れず。
死ねないなら生きるしかないなあ。
下に落ちてた顔を上げたら
妻と子供たちがいました。
生きる理由がありました。
子供たちへ何か残したい。
妻を幸せにしたい。
父親として。
夫として。
人間として。